大阪(梅田)駅から1駅!大阪市福島区の着付け教室 ゆうきもの です。着付けのご依頼も承っています。詳細は、Menu / 着付けレッスン・着付けご依頼をご覧ください。はじめての方は、About / ご挨拶もどうぞ。
さて。着物を着はじめの頃は、着物を着てお出掛けはしたいものの…
・何をどう合わせればいいのかわからない。
・この着物とこの帯は、合わせていいの?
・季節やTPOでルールはあるの?
など、わからないことが多く悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も当初は、母によく助言を求めていました。
ちなみに私が持っている着物と帯・着付け小物は、母から譲り受けたものが大半なのですが、小物類も全て母の物でコーディネートをすると、どうしても自身の好みと合わなかったり、全体的に昭和っぽくなりすぎてしまったりということがあります。ですので、帯締めや帯揚げ・帯留め・半衿などの小物類だけは、少しずつ買い揃えて自分好みにアレンジしています。
基本的に色合わせなどは、ご自身のセンスや感性で選ばれれば良いと思います。ただ、ちょっとした決まりごともあるので、身近に相談できる人がいなくて不安があるというような場合は、書籍を参考にされるのもひとつの方法です。(最近では、SNSにも豊富に情報が出回っています。)洋服の女性ファッション雑誌が数多くあるのと同様に、着物関連の本もたくさんありますので、いくつかご紹介します。
すっきり品よく大人可愛いを目指すなら
まず定番として、ちょうど私が着物にハマりだした頃(2004年)に創刊された「七緒」という雑誌があります。「もっと気軽に、着物を楽しめたなら」というコンセプトの元、“今の時代”の空気を映した着物の魅力を伝えています。
当時の着物繋がりの友人たちは、みんなこぞって読んでいました。3・6・9・12月の年4回の刊行で、そのセンスの良さから今なお変わらず人気があります。
ちょっと落ち着いたオトナ可愛い路線なので、女性ファッション雑誌で例えるなら、BAILA(バイラ)、Marisol(マリソル)、STORY(ストーリー)あたりでしょうか?30代〜40代くらい向けのコンサバ、正統派大人カジュアルといったイメージですね。
ちなみに、私がはじめて買った着物本は、森田空美先生の森田空美(あけみ)の知的きもの入門です。
普段着着物というよりはあらたまった着こなしが多めですが、当時大型書店の着物コーナーで片っ端からみて、一番センスがよいと思って選んだ本です。2004年発行ですが、いまみてもステキだなぁと思えるコーディネイトがたくさん載っています。
また、定番中の定番で着物雑誌の草分け的存在として、「美しいキモノ」という雑誌があり、本来は40代以上の昔ながらの正統派着物メインというイメージなのですが、こちらの2020年春号に載っている『特別にお見せいたします! 吉田羊さんのワードローブ拝見』というコンテンツは必見です!
オトナの和洋折衷コーデや現代の着物とアンティークの組み合わせなど、とてもモダンな着こなしで魅了されます。
普段なら買わないのですが、このコンテンツ見たさにkindle版を購入しました。
型にとらわれず自由にアンティーク着物を楽しむなら
・着物をもっと自由に楽しみたい!
・レトロやアンティーク着物を可愛く着こなしたい!
・型にとらわれず、オリジナルの感性で着こなしたい!
というのような方には「KIMONO姫」がオススメです。(現在は、KIMONOanne.という雑誌にリニューアルしたようです。)着物にブーツを合わせたり、見せるプリーツの裾よけだったり、色鮮やかで個性的な着こなしが多く、「こんなに自由に楽しんでいいんだ!」と、着物に興味がない方でも、ひとつの新しいファッションとしてとらえられるきっかけを与えてくれると思います。さすがに私はここまで大胆な着こなしはできませんが、見ているだけでワクワクする雑誌です。
女性ファッション雑誌で例えるなら、CanCam、ViVi、JJといった赤文字系に対して、ZipperやCuite(どちらも休刊のようですが)など、いわゆる青文字系と呼ばれるジャンルが近いと思います。個性的な装いが好きで、とにかくおしゃれを楽しんで自分らしい着こなしを追求したい!という方におすすめです。
まずは基本を押さえたいという方には
もうひとつ、着物の「基本のキ」として幅広く網羅しているのがこちらの本。
着物の各部の名称や素材、TPOや季節ごとの着こなし、色目や文様のことなど写真付きでわかりやすく解説しているので、この1冊があれば大半の疑問は解決するはずです。
あと、こちらの2冊もわかりやすく内容も充実しているので、入門書としておすすめです。
ウチの着付け教室でも、座学の際に引用してご紹介をしています。
いろんなコーディネートを見てみたいという方には
さまざまなコーディネートをメインで楽しみたい。という方には、ファッションデザイナーである横森美奈子さんのおしゃれ着物コーデ帖がおすすめです。
1枚の着物で複数の異なるコーディネイトやちょっとしたスタイルアップのコツ、シーン別の着こなし術など、世代を超えて楽しめる内容になっています。
イラストレーター兼、和装ブランド「ばらいろ」のデザイナー、ハセガワ・アヤさんのばらいろ着物手帖も、1月〜12月までそれぞれの季節ごとやシチュエーション別の着物コーディネートについて、ポイントとエピソードが分かりやすくイラストで解説されているので、楽しく読みすすめることができます。初心者の方向けに、着物の基礎知識も豊富なのでちょっとした疑問解決にも役立ちますよ。
さらに、雑誌『クロワッサン』『オリーブ』『anan』『クウネル』などの編集に携わっていらした山崎陽子さんの書籍は、文章もコーディネイトも着物との付き合い方も、どれもステキで参考になる情報もたくさん掲載されているので、ぜひ手にとって見てください。
きものを着たら どこへでも
きものが着たくなったなら
おとなの浴衣、はじめます
さらに知識を深めたいという方には
こちらは、平安時代の「小袖」にまでさかのぼって、着物の歴史が非常にわかりやすく解説されている本です。時代とともにどのような変化を経てきたのか、社会階層によってどのような違いがあったのか、また季節によってどのように使い分けられてきたのか、など美しい写真と当時の絵巻などとともに楽しめます。
英訳付きなので、日本の伝統文化に興味を持つ海外の方にもおすすめです。
ようこそきものの世界へ 英訳付: An Introduction to Kimono
独断ながら迷ったときに見る着物関連の本として、いくつか代表的なものをご紹介しました。大きめの書店の趣味のコーナーなどへ行けば他にもたくさんありますので、ぜひご自身のお気に入りの一冊を見つけてください。
「着物を着てみたい。」「自信の持てる着姿を目指したい。」という方は、
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