大阪・福島の着付け教室「ゆうきもの」です。
初心者向け着付けレッスンから着付け師・講師養成までおこなっています。
着物を自分で着られるようになりたい方は、初心者向けレッスンをご覧ください。
着付けレッスンをしていると、生徒さんからよく聞かれるのが、
「着付け小物は、どれを買えばいいですか?」
「ネットを見ると種類が多すぎて、違いがわかりません」
「先生が使っているものを教えてください」
というご質問です。着付けに必要なもの自体は、こちらの記事で一覧にまとめています。
でも、いざ購入しようとすると、同じ「腰紐」「伊達締め」「帯板」でも種類がたくさんあり、「結局、どれを選べばいいの?」となりますよね。
そこでこのページでは、ゆうきもののレッスンで実際におすすめしているものや、私自身が使っているものの中から、初心者の方が迷ったら、まずこれを選んでおけばOKというアイテムをまとめました。
特別高価なものを選ぶ必要はありません。使いやすさ、扱いやすさ、価格のバランスを考えて選んでいますので、これから着付け小物をそろえる方は参考にしてください。
すでにお持ちのものは、買い直さなくて大丈夫です
ご家族から譲り受けたものや、以前購入した着付け小物をお持ちの場合は、まずそちらを使ってみましょう。「おすすめ品と違うから」と、最初からすべて買い直す必要はありません。
ゆうきもののレッスンをご受講される方は、お手持ちの小物をお持ちいただければ、実際に使えるかどうかも確認しています。これから新しく購入する場合や、買い足す際に迷った場合に、このページをご活用ください。
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初心者はまずこれ|おすすめ着付け小物一覧
まずは、「どれを買えばよいかだけ知りたい」という方向けに、基本のおすすめをまとめました。
| アイテム | 基本のおすすめ | 数量の目安 |
|---|---|---|
| 足袋 | 福助 ストレッチ足袋 | 1足 |
| 肌着 | 肌襦袢+裾除けのセパレートタイプ | 1組 |
| 長襦袢 | 洗える長襦袢 | 1枚 |
| 衿芯 | ポリエチレンタイプ | 1本 |
| 腰紐 | モスリン100% | 4~5本 |
| 伊達締め | 博多織 | 2本 |
| 帯板 | ゑり正 | 1枚 |
| 帯枕 | ゑり正 | 1個 |
| 着付けクリップ | 大サイズ(約7.2cm) | 1~2個 |
※帯枕は、名古屋帯や袋帯でお太鼓を結ぶ場合に使用します。
※和装ブラジャーは必須ではありません。必要に応じて準備してください。
ここから、それぞれ「なぜこれをおすすめしているのか」を詳しくご紹介します。
足袋|福助 ストレッチ足袋
基本のおすすめ
福助 ストレッチ足袋
伸縮性があり、足にフィットしやすいストレッチ素材の足袋です。初心者の方にも履きやすく、比較的シワが出にくいため、レッスン用としてもおすすめしています。
4枚こはぜのタイプもありますが、私は足首が少し深めになる5枚こはぜが好みです。足袋は見た目以上にサイズ感が大切です。
大きすぎると足元にシワが寄り、小さすぎると指先や足首が痛くなるため、普段の靴のサイズだけでなく、ご自身の足の実寸も確認して選びましょう。
和装ブラ|必須ではありません
私の愛用品
フェリシモ ボリュームおさえて フラットブラの会
こちらは和装専用ブラジャーではありませんが、胸のボリュームを抑えてなだらかに整えてくれるため、私は着物を着る際にも愛用しています。
一般的なワイヤーブラのように胸を立体的に見せるものよりも、着物では胸元をなだらかに整えた方が、衿元が安定しやすくなります。
ただし、和装ブラジャーはすべての方に必須というわけではありません。
胸元のボリュームがあまり気にならない方や、手持ちのノンワイヤーブラ、スポーツブラなどで問題なく着られる場合は、あえて購入する必要はありません。
※こちらの商品は頒布会のため、停止手続きをするまで定期的に届く仕組みです。購入時にはご注意ください。

肌着|初めてならセパレートタイプ
基本のおすすめ
肌襦袢+裾除け 2点セット
これから初めて和装肌着を購入する方には、上半身の肌襦袢と下半身の裾除けが分かれた、セパレートタイプをおすすめしています。上下が分かれているため、体型に合わせて位置を調整しやすく、初心者の方にも扱いやすいのがメリットです。
肌襦袢を選ぶ際には、着物の衣紋から肌着が見えないよう、衿ぐりが深めのものを選びましょう。
一枚で着たい方には
ワンピースタイプの肌襦袢
上下がつながったワンピースタイプは、一枚で着られる手軽さがメリットです。ただし、商品によっては衿ぐりが浅く、衣紋を抜いた際に肌着が見えてしまうものがあります。
ワンピースタイプを選ぶ場合も、後ろの衿ぐりがしっかり深く開いているものがおすすめです。
長襦袢|初めの一枚なら洗えるポリエステルも便利
初心者におすすめ
洗えるポリエステル長襦袢
着心地のよさでは正絹の長襦袢も魅力ですが、着物を着始めたばかりの方や、自宅で気軽に洗いたい方には、ポリエステル製の長襦袢が扱いやすいです。
汗をかいたあともお手入れしやすく、日常着や着付けの練習にも向いています。ただし、長襦袢は「素材」だけでなく、着物とのサイズの相性も大切です。
特に裄や袖丈が大きく違うと、着物の袖口から長襦袢が出たり、袖の中でもたついたりすることがあります。
購入する際は、ご自身の着物の寸法も確認しましょう。

衿芯|ポリエチレンタイプ
基本のおすすめ
ポリエチレン製の衿芯
衿芯には硬さや厚みの異なるさまざまなタイプがありますが、初心者の方には、適度な硬さと薄さのあるポリエチレン製が扱いやすくおすすめです。
衿の形を整えやすく、長襦袢の衿にも差し込みやすいため、レッスンでも使用しやすいタイプです。衿芯は「硬ければきれいになる」というものではありません。
硬すぎるものは衿元から浮いてしまう場合もあるため、適度なしなやかさのあるものを選びましょう。

腰紐|モスリン100%
基本のおすすめ
モスリン100%の腰紐
腰紐は、素材によって締め心地や緩みにくさが変わります。
ゆうきものでは、初心者の方にはモスリン(毛)100%の腰紐をおすすめしています。滑りにくく、適度に締まり、結んだあとも緩みにくいため、長襦袢や着物を安定させやすいのが特徴です。
一般的な体型の方であれば、まずは標準的な長さのものを4~5本程度用意しておくとよいでしょう。
小柄・スリムな方には短めも便利
体型によっては、一般的な腰紐では長すぎて、余った紐の処理がしにくいことがあります。
私は、素肌に近い位置で結ぶ長襦袢の胸紐には、子ども用の短いモスリン腰紐を使用することもあります。小柄な方や細身の方で、
「腰紐が毎回かなり余る」
「結んだあと、余った紐をしまいにくい」
という場合は、短めの腰紐を取り入れてもよいでしょう。
最初からすべて短いものにする必要はありません。標準サイズを基本に、必要に応じて1本だけ追加する程度で十分です。
伊達締め|基本は博多織
基本のおすすめ
博多織の伊達締め
初めて伊達締めを購入するなら、私は博多織をおすすめしています。
適度に締まり、緩みにくいため、長襦袢の衿元や着物の胸元を安定させやすいのが特徴です。一般的な着付けでは、長襦袢と着物に1本ずつ使用するため、2本用意しておくとよいでしょう。
締め付け感が苦手なら「すずろベルト」
すずろベルト
博多織とは異なり、伸縮性があり、体にフィットするタイプの伊達締めです。ソフトな着け心地で、メッシュ状になっているためムレにくく、マジックテープで簡単に着脱できます。
- 紐を結ぶのが苦手
- 締め付け感が苦手
- 体にフィットするタイプが好き
という方には使いやすいでしょう。ただし、博多織とすずろベルトの両方を最初から購入する必要はありません。
迷う場合は、まず博多織の伊達締めから始めることをおすすめしています。

帯板|基本はシンプルなタイプ
基本のおすすめ
ゑり正 帯板
帯板は、帯の表面にシワが寄るのを防ぎ、帯まわりをすっきり整えるために使用します。こちらは大きすぎず小さすぎず、シンプルで使いやすいサイズです。
名古屋帯や袋帯でお太鼓を結ぶ場合など、まず一枚用意するなら、このようなベーシックな帯板で十分です。

前結びをする方には「まわりっこ」
まわりっこ
半幅帯や兵児帯などを体の前で結び、完成した帯結びを後ろへ回す場合には、滑りのよい「まわりっこ」が便利です。帯を回しやすいように作られているため、前結びをよくする方には使いやすいアイテムです。
一方、お太鼓結びを通常の方法で結ぶ場合には、基本の帯板があれば十分です。
通常の帯板と「まわりっこ」を両方そろえる必要はありません。

帯枕|ゑり正
お太鼓を結ぶ方におすすめ
ゑり正 帯枕
帯枕は、名古屋帯や袋帯でお太鼓を結ぶ際に使用します。こちらは一般的な帯枕よりも横幅が広めで、お太鼓の上線を安定させやすく、形を整えやすいためおすすめしています。
帯枕は半幅帯の一般的な帯結びには使用しません。半幅帯だけを練習する方は、まだ購入しなくても大丈夫です。

着付けクリップ|まずは大サイズ
基本のおすすめ
着付けクリップ 大サイズ(約7.2cm)
着付けの途中で着物や帯を一時的に固定するために使用します。初心者の方が最初に購入するなら、一般的な大サイズが使いやすいです。1~2個あれば、着物や帯の着付け練習に十分活用できます。
白などのシンプルなものは目立ちにくく使いやすいですが、機能に大きな違いがなければ、色や柄はお好みで選んで構いません。
迷ったら、全部を一度に買わなくても大丈夫
着物を始めようとすると、「専用のものを全部そろえなければ」と思ってしまいがちですが、最初からすべて買う必要はありません。
肌着やバッグなど、洋服用のもので代用できるものもあります。
一方で、
- 腰紐
- 伊達締め
- 帯板
- 帯枕
などは、着付け専用のものを使った方が扱いやすく、着姿も安定しやすいアイテムです。まず手持ちのものを確認し、不足しているものから買い足していきましょう。

「何が必要かわからない」方はこちらから
この記事では、「どの商品を選べばよいか」に絞ってご紹介しました。
そもそも、
「腰紐は何本必要?」
「帯枕は何に使うの?」
「半幅帯でも帯揚げや帯締めは必要?」
など、着付けに必要な小物の種類や役割から確認したい方は、次の記事をご覧ください。
それぞれの小物について、必要な数量や用途、帯の種類による違いを一覧でまとめています。
着付け小物選びに迷ったら、購入前にご相談ください
大阪・福島の着付け教室「ゆうきもの」では、初心者向けレッスンの中で、着物の着方だけでなく、着付け小物の種類や選び方についてもお伝えしています。
「家にあるものが使えるかわからない」
「譲り受けた小物が何なのかわからない」
「買い足すなら、何から優先したらいい?」
という場合も、自己判断で全部買い直す必要はありません。
お持ちのものをレッスンへご持参いただければ、一緒に確認しながら、必要なものだけをご案内します。







