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さて。「着物収納って、どうしてるの?」
よく友人から聞かれる質問のひとつです。
着物の枚数がある程度増えてくると、誰しも頭を悩ませるのが、この”収納問題”。
一般的には、湿度を一定に保てることや防虫効果が高いことから「着物収納には、桐箪笥(タンス)が最適!」と言われています。
私が所有している着物の大半は母から譲り受けたものなので、例にもれず実家にも大きな桐箪笥がありました。少しずつ実家から着物を持ち帰えるにつれ、やはりこの収納問題に直面したのですが、私は以下の観点からどうしても自分の家に桐箪笥を置く気になれず・・・。
- 洋間しか無い我が家には不似合い
- 存在感、圧迫感がありすぎる
- 引き出しの下の方にある着物が取り出しにくい
最近のマンションは、我が家のように和室がなく洋室だけという間取りが多いのではないでしょうか。
というわけで、あれこれと試行錯誤して行き着いた結果と、他のおすすめ収納方法などをご紹介したいと思います。
桐箪笥はイヤだ!洋室にも合う着物収納方法を模索
まずは洋室にも違和感なく置けそう、かつ場所を取らないチェストなどを探してみたものの、なかなかしっくりくるものが見つからず、取り急ぎ当初は、友人に譲ってもらったIKEAのスチールラックを使用していました。
IKEAのスチールラックは、案外着物収納にジャストサイズ
サイズ的にはギリギリ着物を二つ折りにした状態のたとう紙が収まるくらいです。(私が愛用しているたとう紙のサイズは、横 約88cm・縦 約36.5cmです。たとう紙については後述します。)
IKEA OMAR オマル シェルフユニット 92×36×94cm
着物の量がさほど多くなく、こちらに収まるサイズのたとう紙をお使いでしたら十分対応できると思います。かつ奥行きが36cmと狭いので、最小限のスペースですむところがよいですね。
ですが、着物の枚数が増えるにつれ入りきらなくなり、いよいよ着物収納用のタンスを買うべく、改めてじっくり探してみたものの、理想のサイズとデザインの両方を兼ね備えたものが見つからず。。。
結果、思い切って専用のシェルフをオーダーすることにしました。
オーダーすることに決定:こだわったポイントと仕上がり
近所にオーダー家具を作ってくださるお店があることを知り、早速打ち合わせをして、どうせなら「着付けに必要な物は、全部この棚に収まるようにしたい!」と思い、以下の要望を伝えました。
- 圧迫感が無いようオープンラック形式に
- 棚板は、枚数が増やせて高さが調節できる可動式に
- 仕切り付きの引き出しをつけて、着付け小物なども一緒に収納できるように
- サイズ:奥行き/たとう紙の幅くらい・高さと横幅/ウォークインクローゼットのスペースに合わせて
そして、でき上がったのがこちら↓。
(スペース上、正面から全体を入れて撮ることができなかったので、分割画像と共に。)
図面をいただいてからも何度か、こちらのわがままな要望に対して実現できるよう都度工夫いただき、かつ予算内に収まるように材質も複数ご提案をいただいたお陰で、理想通りの着物収納スペースができあがりました!
かつこのオープンラック形式は、着物が取り出しやすいだけではなく、むしろ箪笥より通気性も良さそうです。
中身が判別しやすいおすすめのたとう紙
同時に、たとう紙を前面に小窓がついているタイプにすべて取り替えたので、重なっている着物や帯の柄も判別しやすくなりました。
愛用しているたとう紙は、和工房みやおさんの物です。
着物2つ折り用は、こちら↓。(私は薄紙無しのタイプを使用しています。)
着物2つ折り用 薄紙付き たとう紙 横約88cm×縦約36.5cm(10枚セット)
帯用、または着物三つ折り用は、こちら↓。
帯用・着物三つ折用 薄紙付きたとう紙 横約65cm×縦約36cm(10枚セット)
洋室にも合う着物収納用スペースと収納グッズを購入するなら
とはいえ、なかなかオーダーするには至らない。という方も多いと思いますので、私が購入を検討していた際に、いくつか候補に挙げていたものをご紹介します。
オープンラックタイプ
まず最初に検討したのは、無印良品のステンレスユニットシェルフ(幅86cmタイプ・高さは4タイプから選べます)。着物の収納用にはサイズが若干合わず断念しましたが、デザイン的には理想に近かったので、オーダーする際にこの商品画像をデザイナーさんに見せてイメージをお伝えしました。
山善さんのオープンシェルフがよく似たタイプです。
オープンシェルフ ラック5段(幅85.5×奥行41.5×高さ162cm)
サイズ感としては、こちらのタイプもよさそうです。
シェルフ 3段(幅108×奥行き41×高さ90cm)
箪笥(タンス)タイプ
他に検討したのが洋室にも合いそうな桐箪笥。こちら↓は、スッキリしたデザインなのでさほど圧迫感は無さそうなイメージです。
こちら↓も、風通しが良さそうなところとキャスター付きなのがよいですね。
白を貴重とした、こちら↓のチェストも洋室に違和感なく使えそうです。
クローゼット収納:ハンガータイプ
あと気になっているのが、こちら↓のハンガータイプ。場所を取らず洋服と一緒につるしておけるところが魅力的です。すべての着物収納をこれでまかなうというよりは、着用頻度の高い着物を一時的に保管するのにはとても使い勝手が良さそうです。
クローゼット収納:収納ケースタイプ
枚数がそんなに多くなく、着物を着る頻度もさほど高くない。という方は、こちら↓のような収納バッグを利用されても良いと思います。
私は、散々思い悩んだ結果、最終的にオーダーするに至りましたが、住環境やご予算に応じていろいろ工夫されると良いと思います。着物の収納でお悩みの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
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